家紋について

五三の桐、桐は昔たんす等の家具に使用され、桐畑が多かったという記録が残っている。
昔の中国では桐の木を鳳凰が来て鳴くめでたい木とよんでいた。日本でもこの思想が導入され、丸に五三の桐紋は皇室で使用される様になったようだ。
桐紋は皇室が臣下に、下賜された武将がさらにその臣下へ与えるというかたちで増えていき、幕末には大名・旗本で桐紋をしようする家は、その全体の五分に一にもおよんでいたという。
亀尾の家紋の由来についてははっきりしていない。

日本の紋について

紋の発祥は約 900 年前の 10 ・ 11 世紀頃とされて いる。昔、合戦時には家紋で敵味方が死闘 したように、紋に対する尊敬・信仰さえも 感じられる。現在では紋は着物あるいは墓 石等に使用されている。着物における紋の 寸法は男子約一寸 (3cm) の丸に約 2 . 7cm の紋 、女子 2cm と決まっている。紋は結婚や独立等 で変る事が多く、昔は出世により他の紋の 取得等があったようだ。現在約 1 万個の紋が あると言われている。