ここでは 弓道についての個人的な理論について記載します。 弓道についての一般的な情報・歴史等は以下のリンクをご覧ください。

弓道連盟ヘッセン
ドイツ弓道連盟
財団法人 全日本弓道連盟

弓道とは?
ただ単に弓を持って矢を放つ事は簡単である。ここでは特別な考え方や、思想等は全く必要としない。しかし、弓道の修行は、これらとは全く違った考え方に基づいている。弓道とは 弓の道と書くが、人生に於いての人間完成の道であると思う。弓道は歴史上様々な日本の文化・歴史の影響を受けており、例えば儒教の影響を受けている礼法、立禅と言われるように仏教の影響を受けている禅法、そして人の道として、また弓道の成り立ち・哲学に影響しているの武士道と、又弓道場は神道といった要素を含んでいる。又現代の弓道は戦争に使われた弓術を学ぶ事ではなく、修行道としての弓道となっている。弓道に於いて的中の為には、西洋のアーチェリーの様に弓に特別な危惧等が設けられてはおらず、心身一致の技・三位一体(体・心・弓)の射が伴わねばならない。この為には体感を鍛える事が必要で、映眼を通した正しい的付け、バランスの取れた気力の流し方、そして安定した矢尺を修得する事が大事である。射法八節には、体に不自然であるとか、無理がかかることは全く要求されておらず、あくまで自然体が要求されているが、他人や道具の助けを借りずに、常に一定した射をすることはなかなか困難である。この体感を養うことが、現代の近代化に伴って失なわれているのもを再び体験できることであり、人生にとっても重要である。これらを学べる弓道は一射毎に新たな挑戦であり、射即人生と形容されるように、日頃の生活に活かすことが重要であると考える。

ドイツで弓道を再び始めた理由 高校時代卒業後、約10年間は全くといっていい程、弓道を再会する予定は無かったが、偶然にも1997年にフランクフルトでの日本の文化・武道紹介の催し物を見学した際に、自分では何気なしであったが、とにかくドイツで日本文化に携わるきっかけが掴めればとの思いで始めてみた。 1998年より本格的に初めて現在に至るが、特にドイツでの弓道を通して日本人であることの自覚・誇りが目覚め、日本人として 日本とドイツの橋渡し的な役割をになう事が出来ればと思っている。


弓道の記録等

04.1987 初段合格
09.1987 弐段t合格
03.1998 参段合格
07.2000 四段合格 ドイツ Berlin
08.2001 第3回 Frankfurt Open にて優勝
03.2002 全国ドイツ弓道大会個人の部にて最優秀賞
08.2002 第4回 Frankfurt Open にて準優勝
06.2003 全国ドイツ弓道大会個人の部にて準優秀賞
07.2003 五段合格スイスMartigny
11.2003 ドイツスポーツ協会より弓道指導ライセンス取得
03.2004 全国ドイツ弓道大会個人の部 5段以上で3位
08.2004 ドイツ弓道協会より昇級審査委員ライセンス取得
04.2005 全国ドイツ弓道大会 団体戦にて準優勝
08.2005 錬士合格 オランダ Den Haag
05.2006 全国ドイツ弓道大会個人5段以上の部で優勝
09.2006 第8回 Frankfurt Open にて 3位
07.2007 ヘッセン弓道大会にて3位
04.2008 全国ドイツ弓道大会個人5段以上の部で優勝
05.2009 全国ドイツ弓道大会個人5段以上の部で3位
02.2010 ドイツスポーツ協会より弓道審判ライセンス取得
03.2010 全国ドイツ弓道大会個人5段以上の部で準優勝
08.2010 第11回 Frankfurt Open にて準優勝
09.2010 六段合格ドイツ Hamburg
06.2011 全国ドイツ弓道大会個人5段以上の部で優勝

フランクフルト弓道クラブ・ドイツ正面弓道研究会 所属