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02.06.2006

流派について

フランクフルトの道場では日弓連の正面と日置印際派の2つのグループが合同で稽古しており、ドイツでは希な道場である。通常は初心者コースで習った流派をそのまま続ける事が多い。
流派とは、開祖に従う一集団の名称であり、特に江戸時代に多くの流派ができ、昭和の始め、現在の全日本弓道連盟が設立されるまで、いくつかの流派が生まれた。
その後はそれぞれの流派を継承しつつも連盟と一緒に進む者(ドイツの日置印際派グループ等)、或いは流派に特定しない弓道家が増えている(当道場の正面グループ等)。又一部に連盟と一線を引いた古来からの流派を進む者もいる(ドイツの日置竹林派グループ等)。
本日はこの日置竹林派の一人がゲストとして一緒に稽古したが、我々の正面グループは元々5流派からなりたっており、その1つが竹林派であることから、色々と学ぶ事も多いと思う。
今後も流派の域を越えた弓道の交流を続けていきたい。