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12.08.2005

足踏みについて・ビデオトレイニング

足踏みで大切な事は、両足先が的の中心からの線上にあることです。この線が崩れると、腰、形の線に影響を与え、又体全体のバランスが崩れる事から、常に安定した的中を得る事が難しくなります。的中の第一条件は足踏みにあるとも言えます。立射の場合は以下の方法がありますので、稽古中に気をつけてください。

一般的な足踏み-左足を軸にした場合

  • 本座で的の正面に立ち、揖の後射位へ進む。
  • 射位で左足を乗せた後に的の中心から左足まで直線を引く。(目縄を引くと言います)
  • 更にその線上へ右足を乗せる。

主に野外・或いは多人数で一つ的を射る場合は、足踏みは的面から必ずしも直角にはなりません。 両足先の延長線が的の中心に向いている事が大切です。

他の方法-右足を軸にした場合

  • 本座から射位に進む前に的から直線を引いておく。(目縄を引く)
  • 右足の中心がこの線上に乗るように立つ。
  • 射位へ進む場合は両足平行に、角度を変えず進む。
  • 左足は右足の中心線上に、足踏みの半分の幅的方向へ乗せる。
  • 左足を決めた後に体を回す。
  • 右足を更にその線上から的の反対方向へ足踏みの残りの幅を踏む。

実際は上記の一般的な足踏みが理想的です。これは射位に於いて的との一体感が増し、目縄を引く目を養う事が出来るからです。稽古では上記の右足を軸にした足踏みだと比較的ずれにくくなりますが、あくまで一つの方向とし、足踏み後はもう一度的から目縄を引き、右足の位置を確認してください。どちらの方法にせよ、修正は右足のみとなります。又審査、特に座射での修正は好ましくありません。出来るだけ一発で決まるように精神を集中して体感を使って下さい。

座射の場合

  • 本座・射位では、体(右足)の右側を的からの線上に置く。
  • 射位では右膝の右側が体の中心となる。
  • 開き足では左膝頭がこの線上に乗る事。又脇正面に体が正対すること。
  • 立った時は既に両足が的からの線上に乗っている事。
  • 左足は目線を的に乗せたまま乗せ、右足は目で確認しながら右へ踏み開く。

確認の方法

  • 他人に後ろから確認してもらう。
  • 矢を足踏みの線上に乗せて後で自分で確認する。
  • 弓を返し、先端を右足に乗せ、弦の線上に両足と的を合わせる。

稽古参加者全員のビデオを取りました。各自他の人の射と自分の射を比較し、今後の稽古の参考として下さい。CDはChristianからもらって下さい。今後は3・6ヶ月おきにビデオを取りたいと思います。