離れとは結果であって故意的動作でないという説明がある。これには色々な異論もあると思うが、理想的にはそうであると想像はできるだろう。我々のレベルではまだまだ有念有想で矢頃で離れを出している。ここで、意識的ではあるがでは良い離れはどうであろうかと考えてみたい。
離れは軽妙な離れが良いとされているが、これは究極の離れを第三者が見て表現をしているのではないかと想像される。これは推測に過ぎないが、弓を引いている射手からは全身全霊を用いての離れの結果であって、決して軽くは離れていないと思われる。ただ外から見て作為なく(作った離れでなく)二念なく(止まったり急な離れなく)引っかかることなく(糸が自然に切れるように)離れが無理なくスムーズに出たという現象の比喩として使用していると思われる。
良い離れとは? weiterlesen